「上を向いて歩こう」の冒頭4小節のリハーモナイズ
今回は特にネタがなかったので、今日のレッスンで少し話に出た「上を向いて歩こう」の冒頭4小節に、ジャズらしいコードをつけてみようと思います。
いわゆるリハーモナイズドテクニックです。
元の譜面
まず元になる譜面ですが、頭の4小節はCとA マイナーの繰り返し。

コードは変わりますが、構成音はほぼ変わらず。機能で言えばトニックのままです。

機能を変更してみよう
少し動きを加えたいので、3小節目をサブドミナントに変えてみました。

この機能にのるように改めてコードを選択すると、例えばこのようになります。
(2小節目はコードに対するメロディののり方が少し気になりますが、そのままやります)

これはこれでとってもありですが、ジャズらしくはないですね。
スタンダードを考えてみると?
ここで一般的なスタンダードのコード進行を思い出してみましょう。
レッスンでも最初のうちに良くやることの一つは、ダイアトニックコードを見つけること。で、次にそれ以外のコード(ノンダイアトニックコード)はどういう理由で出てきているのか?を考えます。
そのノンダイアトニックコードの説明として、まず最初に浮かぶのがセカンダリードミナントです。
セカンダリードミナント
簡単に言えば、ダイアトニックコードに向かう完全5度上にあるドミナントセブンスコードです。
セカンダリードミナントを付け足してみよう
というわけで、スタンダードに倣って先ほどのダイアトニックコードにセカンダリードミナントをつけ足してみましょう。それぞれ完全5度上のドミナント7thコードをつけ足すだけです。

実際に鍵盤で音を確認してみよう
ここまでの流れをまとめて実際の音にしてみました。ぜひ、参考に聞いてみてください。
こんにちは!杉山です。
2025年初のメール配信です。
このメール配信では引き続き練習のヒントになりそうなことや、具体的なソロの譜面、それから私からのご案内、などをお送りさせていただきます。
あくまで補足メールのようなものなので「またメールが来たな」くらいの扱いで、軽く流しちゃってください。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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