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Vol.550【 「上を向いて歩こう」のリハーモナイズ 】

すぎやま

こんにちは!杉山です。
2025年初のメール配信です。

このメール配信では引き続き練習のヒントになりそうなことや、具体的なソロの譜面、それから私からのご案内、などをお送りさせていただきます。

あくまで補足メールのようなものなので「またメールが来たな」くらいの扱いで、軽く流しちゃってください。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年のライブ & セッション2025ですが、早々におなじみのお2人にサポートをお願いいたしました!今からステージと打ち上げが楽しみです(笑)

詳細はまた改めて案内を出しますが、年に一度の企画なので宜しければぜひ参加ご検討ください。

それから今度の木曜日、よいどれ伯爵に出演します。宜しければぜひ遊びにいらしてください!

場所:よいどれ伯爵(関内)
日時:2025年1月23日(木)
時間:開演19:30 予定
出演:池田聖子(vo) 杉山貴彦(p) 上田基(b) 中屋啓之(d)

「上を向いて歩こう」の冒頭4小節のリハーモナイズ

今回は特にネタがなかったので、今日のレッスンで少し話に出た「上を向いて歩こう」の冒頭4小節に、ジャズらしいコードをつけてみようと思います。

いわゆるリハーモナイズドテクニックです。

元の譜面

まず元になる譜面ですが、頭の4小節はCとA マイナーの繰り返し。

コードは変わりますが、構成音はほぼ変わらず。機能で言えばトニックのままです。

機能を変更してみよう

少し動きを加えたいので、3小節目をサブドミナントに変えてみました。

この機能にのるように改めてコードを選択すると、例えばこのようになります。
(2小節目はコードに対するメロディののり方が少し気になりますが、そのままやります)

これはこれでとってもありですが、ジャズらしくはないですね。

スタンダードを考えてみると?

ここで一般的なスタンダードのコード進行を思い出してみましょう。

レッスンでも最初のうちに良くやることの一つは、ダイアトニックコードを見つけること。で、次にそれ以外のコード(ノンダイアトニックコード)はどういう理由で出てきているのか?を考えます。

そのノンダイアトニックコードの説明として、まず最初に浮かぶのがセカンダリードミナントです。

セカンダリードミナント
簡単に言えば、ダイアトニックコードに向かう完全5度上にあるドミナントセブンスコードです。

セカンダリードミナントを付け足してみよう

というわけで、スタンダードに倣って先ほどのダイアトニックコードにセカンダリードミナントをつけ足してみましょう。それぞれ完全5度上のドミナント7thコードをつけ足すだけです。

実際に鍵盤で音を確認してみよう

ここまでの流れをまとめて実際の音にしてみました。ぜひ、参考に聞いてみてください。

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