今日はオールオブミーのCセクションの譜面で、簡単なモーダルインターチェンジに触れてみたいと思います。
まずはダイアトニックコードを見つけよう
まずはダイアトニックコードを見つけてみましょう。
この曲(譜面)はキーCですので、Cメジャースケールのダイアトニックコードをみつけてみましょう。
下記「Cメジャーのダイアトニックコード」を参考に探してみてください。
Cメジャーのダイアトニックコードに赤丸をつけてみました。以下の譜面になります。
赤丸のつかなかったコードは”そのキーのダイアトニックコード”以外のもの、ということになります。
マイナースケールのダイアトニックを考えてみよう
ここで、前回取り上げたCマイナースケールのダイアトニックコードをもう一度確認してみましょう。
これとオールオブミーのリードシートをふたたび見比べてみると、リードシート内にはCマイナースケールのダイアトニックコードが入っていることがわかります。その箇所を青丸で囲ってみました。
このように、Cメジャーキーの曲でも、Cマイナーのダイアトニックコードからコードを持ってくることがあり、これをモーダルインターチェンジと言います。
実際の「モーダルインターチェンジ」はマイナースケールのダイアトニックコードに限らず、さまざまなモードから持ってくることができます。ですが、考え方が複雑になってしまいますので、まずは単純にマイナーのダイアトニックコードから持ってくる、拝借してくる、というところをモーダルインターチェンジの基礎として理解していただければいいのではないかと思います!
ぜひ実際にコードを弾いてみると「あ、確かにマイナー感あるかも」と体感できるかもしれません。
ちなみに残りのA7はセカンダリードミナントというものです。ここはまた次回以降説明させていただきます。