今日はまとまりのない読み物のようになってしまいましたが、良かったらご一読ください。
最近、娘がYOASOBI「アイドル」を頑張って弾き語り(基本は左手でベース、右手でコードの転回形)しようとしているのですが、この曲、転調(キーG#m、Am、Bbm)するし、コードは4和音だし、半音進行もあるし、、、で、もう一月以上やっていると思うけど、いつまで経っても苦戦しています(笑)
コードの輪郭を残して弾き語りに使うくらいなら簡単に省略する方法があるのですが、今はコードをちゃんと弾けるようになりたい!と、せっかく頑張ってくれているので、そのまま書かれているものを弾けるように難しいコードのまま教えちゃっています。
とはいえ、いずれは簡単に弾ける方法も教えてあげようと思っているので、そこに向けての簡単な資料を少し作ってみました。
メジャーとマイナーのダイアトニックコード表(トライアド)
Cメジャーのダイアトニックコード
まずキーCのダイアトニックコードを作りました。
音符の下に書いてあるローマ数字はディグリーネームといってトニック(I)からの距離を数字で表したものです。
*アルファベットで書くコードネームは絶対値。一方でローマ数字は相対値です。
Cマイナーのダイアトニックコード
次にCマイナーのダイアトニックコードを表にしたのですが、ここで一点、気をつけたいポイントです。
ディグリーネームは、メジャースケール(長◯度、完全◯度でできています)を基準に考えるので、3番目、6番目、7番目にはフラットがつきます。
Aマイナーのダイアトニックコード
ですので、Aマイナーのダイアトニックを見てみると、、、
コードネームには一つもフラットがつかないので、見た目のまま、ついつい下から1,2,3,4,5,6,7とローマ数字で番号を振りたくなりますが、実際はこのように3,6,7にはフラットがつきます。
Aメジャーのダイアトニックコード
これは一度Aメジャーのダイアトニック(もしくはAメジャースケール)を考えるとわかりやすいです。
基準となるAメジャースケールに対して3度はどうなっているか?6度、7度はどうなっているか?を判断するようにしてください。
「アイドル」で使うには
もう一度、Amのダイアトニックコードを確認してみましょう。
IDOLのコード進行は骨組みだけを取ると、上記の”♭6(♭VI)と5(Vm)と1(I)”の繰り返しになっているセクションがあります。
良かったらサビの箇所を実際に歌いながらコード弾いてみてください。
|F Em |Am |の繰り返しです。
もちろん実際はそのままを繰り返すわけではなく、それを変形させて響きに変化を加えているのですが、削ぎ落としてミニマルにしてしまえばこういうことです。
実は「夜に駆ける」も同じコード進行がたくさん出てるんだよ、といつ娘に教えてあげようか、、、いや、匂わせながら、本人が気づくまで待つべきか、、、うーん、悩みます(笑)
メロディーやコードの省略を感覚に頼りすぎないために
ちなみにメロディーやコードの省略は感覚でもいけますが、拙著で解説したストロング(ストロンビート)とウィーク(ウィークビート)を理解すると、より根拠に基づいて音を省略したり追加したりができるようになるんじゃないかと思います。
書籍の趣旨からすれば枝葉なのと紙幅の関係で、簡単にしか触れていませんが、「確かに人間の感覚はそうなっているのかも」と納得していただけると思います。
p.32からです
こんにちは!杉山です。
先日、鷺沼での山田ゆき(vo)さんとの演奏に来てくださった皆様、ありがとうございました!
本当にいい天気で、これは外でやったら気持ちいいだろうなあ、と思って現地に行ってみたら、ラッキーなことに野外でした笑
そしてまた明日、電車の中で演奏いたします。
10/27(日) 12:00〜、13:30〜
場所:京急川崎駅大師線ホーム1番線および1番線ホーム停車中の電車車内
再び山田ゆきさんとのデュオ!よろしければぜひいらしてください。
https://kawasakijazz.jp/event/2024/detail-6/
それから11/9(sat) は杉山セッション会がありますので、良かったらぜひ遊びにきてください〜。
ジャムセッションに参加するにはまだまだ、という方にこそ!おすすめです。
いらっしゃるのは生徒さんや関係者だけですし、普段ベースやドラムを弾かないピアニストみんなで頑張ってバンド形式にして遊んでみよう!という、ラフな会でございます(笑)