今回はメジャースケールのダイアトニックコードにでてくる4つのコードタイプ
□Maj7 □m7 □m7b5 □7
に限定して、テンションについて考えてみたいと思います。
それぞれのテンション
それぞれのコードにおけるAvailable Tension(これは使えるよーというテンション)は以下のようになります。




私がジャズを始めたばかりのころに読んだ本では、この譜面が書かれていただけだったので「これは覚えるの大変だあ」と悩まされていましたが、テンションの見つけ方、理由を知ればとっても簡単です。
(アベイラブル)テンションの見つけ方
テンションの基本は以下のようにシンプルです。
長9度は大歓迎!!
⇅
短9度はお断わり!!(いわゆる”アボイドノート”と言うものです)
*実際に鍵盤で弾いて音を確認してみてください
コード構成音の長9度上を見つければOKです。
長9度上というと「1から数えていくには距離がありすぎて大変!」と思うかもしれませんが、音としては長2度と同じ音なので、長2度上=全音上の音を見つけるだけでオーケーです。
もう一度テンションの表を確認してみましょう。



どれも全音上の音になっているのが分かったでしょうか?
コードで考えるのも便利
コードに慣れている方でしたら、1つ1つの音でなく、トライアドのまとまりで考えちゃうのもオススメです。
CMaj7の場合
CMaj7であればCトライアドの全音上にあるDトライアドがテンションになります

Cm7の場合
Cm7であればCmトライアドを全音上に上げたDmトライアドがテンションになります

Cm7(b5)の場合
Cm7(b5)であればCm(b5)トライアドを全音上に上げたDm(b5)トライアドがテンションになります

C7は?
ここまで、実は□7には触れていませんでしたが、一番不安定で動きのある□7(ドミナントセブンスコード)は上記の法則で見つけられるテンション以外にも、使えるテンションがあります。
説明はできるのですが、結局は覚えないと使いものにならないので、”リディアン♭7スケール”と”オルタードスケール”を学習しながら「こういうテンションも使えるんだね」と、他のコードタイプとは別の扱いにして覚えていくのがいいのではないかと思います。
上記の理論を使って説明したい方はこちらをご覧ください。
↓
こんにちは!杉山です。
先週木曜のライブに来てくださった皆様、ありがとうございました!
ライブのたびに、そしてレッスンのたびに、もっとこういうとこ練習しなくちゃ、とか、もっとここ分かりやすくなるように整理しなくちゃ、とか、毎回前進するエネルギーをもらっています。
僕の指の調子が少しずつ良くなってきているのも、このエネルギーのおかげだと思います。
本当に本当に、感謝です(><)
いつもありがとうございます!!
それから、2021年12月に発売された私の教則本、
ありがたいことに初版で刷った分が終わり、改訂版が出ました!
(中身はほぼほぼ同じです)
書籍である以上、どうしてもある程度の自主性は必要になってしまいますが、自分がジャズを始めた時にこういう本に出会っていたら、最初から迷走せず楽しくアドリブ練習に取り組めたな、と思える内容にしたつもりです。
もしアドリブ演奏に興味がある方で、まだお手元にない方がいらっしゃいましたら、ぜひご検討いただけると嬉しいです(^^)
今度はこういう内容で書きたいなあ、といった欲はありますが、
まずはこのメール配信をしっかり週一に戻すところからスタートします笑