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Vol.530【 ドミナント7thコードのテンションの見つけ方 】

すぎやま

こんにちは!杉山です。

ライブ&セッションの準備やら何やらでまた、メール配信が遅くなってしまいました。

7月くらいまではこんな感じになってしまうかもしれませんが、こちらのメール配信もゆるーくお付き合いいただければ幸いです。

今月末はよいどれ伯爵に出演します。よろしければぜひお越しください!

日時:2024年4月30日(火)
場所:酔いどれ伯爵(関内)
時間:開演19:30 予定
予定出演者:池田聖子(vo) 杉山貴彦(p) 上田基(b) 中屋啓之(d)

ドミナント7thコードのテンションの見つけ方

下記リンク先の記事にもあるとおり、ドミナント7thコード(□7と表記するコードのことです)には使えるテンションがたくさんあります。

記事の中では「長9度(全音上と同じ)を見つけるだけだから簡単!」と書いてありますが、その方法でアベイラブルテンションを探すと、

上の譜面ではG7を例に書きましたが、ご覧のようにたくさんあるアベイラブルテンションの中の3つしか作れていません!

これは困った。。。

さて、どうしましょ?

裏コードとは

ここで登場するのが裏コード(substitute dominant 7th chord)です。

Every dominant 7th chord maybe substituted, or is interchangeable, with the dominant 7th whose root is a tritone higher.
すべてのドミナント7thコードは、ルートがトライトーン(全音3つ分)高いドミナント7thと置き換えられるか、もしくは交換可能である。

英語版 Reharmonization Techniques p.28から引用

というわけで、G7に対してインターチェンジブルであるDb7でも、先ほどと同じように長9度を使ってコードトーンとアベイラブルテンションを書いてみました。

同じことをしているので、根音からの距離を表す度数はG7と同じです。

Gからの距離で表してみると

今度はこの度数をGからの距離(インターバル)で表してみます。

おお!
♭9、#9、♭13などのオルタードテンションがしっかり入ってすべて説明できているじゃないか!

逆にコードトーンとアベイラブルテンション以外の音は一つも入ってない!

まあ、それ以外の音ってドとファ#しかありませんが(笑)。

最後に

というわけで、
①長9度を使ったアベイラブルテンションの見つけ方と
②裏コード
を使えば、たくさんあるドミナント7thコードのテンションも見つけられるというお話でした。

だからといって見つけやすくなったという類のものではありませんが、どこかで役に立つかもしれません。

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