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Vol.506【 用語解説:ローワーストラクチャートライアド 】

すぎやま

こんにちは!杉山です。

前回のグーグルドライブの件、情報を提供してくださりありがとうございました!

どうやら共有ドライブでなく共有アイテムとして共有しているので、皆さんの容量を圧迫することはないみたいです。

といっても、まだ調査中なので、もう少し調べてみます。。。

用語解説:ローワーストラクチャートライアド

前回、両手を使った伴奏 その3ということで「左手:レフトハンドボイシング + 右手:ローワーストラクチャートライアド」という両手を使ったボイシングの解説を書きました。

が!

念の為ネットで”ローワーストラクチャートライアド””Lower Structure Triad”と検索してみたのですが、全然ヒットしなかったんですよね💦

そこで、リファレンスをチェックしてみました。元バークリー教授ハル・クルック先生のこちらの書籍からです↓

Lower Structure Triads

A lower structure triad (LST) is any major, minor, diminished or augmented triad comprised of chord tones only from the chord or chord scale.
(ローワー・ストラクチュア・トライアド(LST)とは、コードまたはコード・スケールのコード・トーンのみで構成された、メジャー、マイナー、ディミニッシュ、オーギュメンテッドのトライアドのこと。)


How to Improvise: An Approach to Practicing Improvisation

4声のコード(7thコード)から2つのトライアド

一般的な4声の7thコードではroot, 3rd, 5thで一つのトライアド、そして3rd, 5th, 7thでもう一つのトライアドを見つけることができます。

一方、6thコードですとroot, 3rd, 5thで一つのトライアド、それから6th, root, 3rdでもう一つのトライアドを見つけることができます。

というわけで、復習になりますが、

F7のローワーストラクチャートライアドだと

例えば、F7というコードの中からは

・root, 3rd, 5thで”Fメジャートライアド
・3rd, 5th, 7thで”Am(b5)トライアド(Aディミニッシュトライアド)”

を見つけることができます。

最後に

 ローワーストラクチャートライアドは伴奏だけでなく、アドリブのツールとしても大変使い勝手の良い考え方です。ぜひ色々な形でこのローワーストラクチャートライアドを使うようにして慣れていってください!

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