両手を使った伴奏 その3
左手:レフトハンドボイシング + 右手:ローワーストラクチャートライアド
今回は両手を使った伴奏の第3弾です。引き続き
「左手は一般的なルートレスレフトボイシングの形を使った状態で、右手にどんな音を付け足すのか」
という条件の中でカテゴライズして、ご紹介しようと思います。
3回目の今回は“左手のルートレスレフトハンドボイシング+右手でローワーストラクチャートライアド”という形で伴奏をしてみたいと思います。
(ちなみに左手は右手との兼ね合いがあるので、4声でなく3声で弾いてます)
ローワーストラクチャートライアドとは
ローワーストラクチャートライアド(Lower Structure Triad : LST)とはそれぞれのコードトーンの中にあるトライアド(3音構成の和音)のことを言います。
F7のローワーストラクチャートライアド
例えば、F7というコードの中からは”Fメジャートライアド”と”Am(b5)トライアド(Aディミニッシュトライアド)”を見つけることができます。
その他のローワーストラクチャートライアド
Fブルースのチェンジに出てくるその他のコードのローワーストラクチャートライアドも確認してみましょう。
Bb7のローワーストラクチャートライアド
D7のローワーストラクチャートライアド
Gm7のローワーストラクチャートライアド
C7のローワーストラクチャートライアド
譜面でチェック
”左手のルートレスレフトハンドボイシング+右手でローワーストラクチャートライアド”の形を使って、Fブルースの伴奏例を書いてみました。

実際は一つのアイデアだけで伴奏をすることがあまりないので、若干淡白に聞こえるかもしれませんが、使い方は分かっていただけるんじゃないでしょうか。
動画でチェック
上でご紹介した譜面を実際に演奏してみました。
最後に
ジャズを弾いているとどうしても「テンションをどう使うか」ばかりに神経がいってしまったりするのですが、アッパーストラクチャートライアドを意識できると、テンションvsコードトーンのバランスも取りやすくなっていくんじゃないかと思います。
いつもそうですが、ここの記事だけでは情報不足ですので、興味のある方はレッスンの時に詳細を聞いて下さい。
こんにちは!杉山です。
グーグルドライブでシェアしているレッスン中の動画ファイルですが、どうやら僕のストレージだけでなく、みなさんのストレージも使うことになってる?みたいです💦
僕は200GB使えるようにしているので一杯になることは当分ないのですが、そう思って遠慮なくアップすることで、もしかしたら皆さんのストレージが一杯になってしまうかもしれません🤔
今調査中ですが、もし不要になった動画などがあれば、ご自身でデータを消していただくなりして、調整していただければと思っています。
といっても、私でなく、シェアしているみなさんの方でデータを消すことができるのかも分かっていません、、、
もし使っていて不便に感じたことや、何か発見などあれば、シェアしていただけると大変ありがたいです😭