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Vol.463 【 音楽用語:アンティシペーションとディレイドアタック 】

前回は上記、シンコペーションの練習として、半拍移動させるアンティシペーションとディレイドアタックの記事を書いたので、(順番が逆になりますが)今回はアンティシペーションディレイドアタックの意味などについてバークリープレスの本から引用してご紹介したいと思います。

メロディーのリズムを移動すること(アンティシペーションディレイドアタックシンコペーション)は、アレンジに面白みを持たせるのにとても有効なテクニックですので、キーワードと共にぜひ覚えていただければと思います。

今回引用させていただいた教則本はこちらです

Anticipation (アンティシペーション)とは?

Anticipationの説明

Rhythmic anticipation occurs when an on-the-beat note is attacked a half beat or a whole beat early.

(リズムの)アンティシペーションとは、拍子の上にある音が半拍または1拍早くアタックされる場合を言います。

JAZZ COMPOSITION / TED PEASE

実際に演奏で聞いてみよう

Anticipationのデモ演奏

Delayed Attack (ディレイドアタック)とは?

A delayed attack occurs when an on-the-beat note is attacked a half beat or a whole beat late.

ディレイドアタックとは、拍子の上にある音が半拍または1拍遅れてアタックされる場合を言います。

JAZZ COMPOSITION / TED PEASE

実際に演奏で聞いてみよう

Delayed Attackのデモ演奏

このアイデアを実際にメロディーを弾くときに活かしてみよう!

「二つの用語を理解して覚えただけじゃもったいない!」

と思うので、実際にどんな感じで使えるのか、どんな効果があるのかを理解していただくために譜面と動画を作成してみました。

譜面だけじゃイメージが掴めないと思いますので、下の方にデモ演奏も用意してあります。ぜひ参考になさってください。

実際にアンティシペーションとディレイドアタックを使ってみよう

サンプルとしてこのような簡単なメロディーを作ってみました。

1. 元のメロディー

1. 元のメロディー

2. 元のメロディーをアンティシペーションさせたものの例

2. 元のメロディーをアンティシペーションさせたものの例

3. 元のメロディーをディレイドアタックさせたものの例

3. 元のメロディーをディレイドアタックさせたものの例

4. 元のメロディーをアンティシペーションとディレイドアタックさせたものの例

4. 元のメロディーをアンティシペーションとディレイドアタックさせたものの例

デモ演奏

上記1〜4を順番に演奏しました。ぜひ譜面と一緒に聞き比べてみてください。

今回は参考になるようにたくさんのアンティシペーション、ディレイドアタックを入れましたが、実際は少し入れるだけで、十分な効果が得られると思います。その辺りはご自身でぜひ試してみてください。

実際にアンティシペーションとディレイドアタックを使ってみよう

まとめ

・アンティシペーション=少し前に移動させて弾く

・ディレイドアタック=少し後ろに移動させて弾く

→それらを組み合わせるとメロディーに動きが出る

そのくらいざっくり理解してもらえれば、ひとまずいいんじゃないかと思います!
むしろ難しくしちゃってごめんなさい(笑)

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