┌★1.ジャズピアノ・ワンポイントレッスン【ダイアトニックフレーズ】
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前回触れた「ダイアトニックコード」をバラバラにして順序よく弾いたものを、
「ダイアトニックフレーズ」と言います。
パターン化すると、例えばこうなります。

色んなパターン、リズムで弾くことが可能ですが、
まずは普通に8分音符のリズムに乗せて上記の音を弾けるようになりましょう。
最初のうちはコードネームよりも、
鍵盤を視覚的にしっかりとらえて弾くことが大事です。
例えば「枯葉」なら、フラット2つ(シとミ)だけつけて練習します。

(これはコードトーンも覚えられるし、一石二鳥のフレーズですよね〜)
アドリブでまず最初に目指すところは「雰囲気ジャズ」!!
(最近、私の中でこの言葉がブームです・笑)
そのためのツールとして、これはとても強力です。
より実践的なことはレッスンでやりましょう(^^)
┌★1.ジャズピアノ・ワンポイントレッスン【 ダイアトニックフレーズ2 】
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前回のダイアトニックフレーズはしっかり4和音をバラした形でしたが、
3音、2音のまとまりで動くとどうでしょうか?
譜面にするとこうなります。
引き続きフラット2つの譜面なので「枯葉」の中で実際に弾いてみてください。
どこから弾きだしても大丈夫ですよ〜。
それから当然、8分音符で弾く必要もありません。
なるべく楽しちゃいましょう。
例えばこんなパターンはどうでしょうか?
使えるスケールは分かったけど、もう少しアドリブするための根拠が欲しい!
という方にお勧めの方法「その1」でした〜。
┌★1.ジャズピアノ・ワンポイントレッスン【 ダイアトニックフレーズ3 】
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引き続きダイアトニックフレーズです。
前回までは3度を重ねたものだったので、弾きこなすには少し難しいかもしれません。
そこで、こんなパターンはどうでしょうか。

スケール上を”3音のまとまりごと”に上がってくだけですね。
パターン分かりましたでしょうか?
このパターンを8分音符に乗せると↓

ただ、これだと音を引き続けないといけないので、
4分音符を入れてもいいでしょう。


レッスンでありがちなのは、
「使えるスケールは把握できたので、あとは自由に弾いてみましょう!」
で終わるパターンです。
自分も最初はそういう環境で自由(というか使える音は当ってるけどめちゃくちゃ・笑)に弾いていました。
そうこうしているうちに、自分でパターンや傾向を見つけ出すに至った訳で、
実際”適当に弾いてみる”という行為は非常に大切だと思っています。
でも途中で諦めてしまっては何も始まりませんから、
まずはこういったパターンを練習してスケール上を自由に弾く足がかりにしてください。
より詳しい内容、練習方法はレッスンでやっていきますが、
もうしばらくこの内容になりそうです。
┌★1.ジャズピアノ・ワンポイントレッスン【 ダイアトニックフレーズ4 】
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引き続きダイアトニックフレーズです。
指の動きになれてきたら、さらにリズムを変えてみましょう。


どちらもシンコペーションを伴った非常にジャズらしい形です。
ここでは規則的なものしか紹介しませんが、
あとは自分なりにリズムに変化をつけられるよう練習しましょう。
もちろんこの音型を必ず守らないといけないわけではありません。
徐々に自由に、柔軟になっていきましょう。
最後に以下の譜面は教則本にのっていたダイアトニックフレーズの例です。

コードに縛られずスムーズに流れているのが、視覚的にも分かりますね。