┌★1.ジャズピアノ・ワンポイントレッスン【 用語解説:1-6-2-5 】
└────────────────────────────────
今回も「ザ・ジャズ・セオリー/マークレヴィン」からの引用です。
p.25から
==========
One of the most common chord progressions in jazz is 1-6-2-5.
The original first four chords of George Gershwin’s “I’ve Got Rhythm”
are a 1-6-2-5 (C, Am7, Dm7, G7), as shown in figure 2-24.
==========
勉強会で2-5-1(ツーファイブワン)には触れましたが、
今回は1-6-2-5です。
(本来、数字はローマ数字で書きますが、
メールによっては表示されない場合があるそうなので、
ここでは英数字で書いています)
メジャーダイアトニックコードを1番目、6番目、2番目、5番目と並び替えてみると、
キーがCの時は
CM7, Am7, Dm7, G7
になります。
(メジャーダイアトニックコードが分かれば並び替えるだけです)
この1-6-2-5は曲の中はもちろん、
イントロや、何かパラパラとバックで弾く時など、
様々な場面で使えるコードチェンジです。
今日は青山のお店でピアノを弾いていますが、
ボーカリストがMCをしている間、
実際1-6-2-5で何か弾いたりしています。
ちなみに英文の説明にあるように、
ジョージ・ガーシュインの曲”アイ・ガット・リズム”
の最初のコード4つと同じです。
もう少し続きがあるので、次回に続く、、、予定です。
┌★1.ジャズピアノ・ワンポイントレッスン【 用語解説:1-6-2-5 その2 】
└────────────────────────────────
今回も「ザ・ジャズ・セオリー/マークレヴィン」からの引用です。
前回お話しした通り、
“メジャーダイアトニックコード”を1,6,2,5の順番に並べると
になりますが、実際は
Am7の代わりにA7を使うことが多いです。
Am7という”ダイアトニックコード”の代わりに、
より進行感のある”セカンダリードミナント”A7
(Dm7に向かいます)を使う、
ということです。
A7のもつ”トライトーン”によって
“コードチェンジ”に動きが生まれるので、
こちらの方が面白味があります。
アドリブもA7の方がジャズらしいアプローチをたくさん使えますし。
レッスンではこの1625をアドリブの練習に使ったりもしています。
この4つのコードは曲の中では核になるようなコードですので、
確実に練習しておきたいですね!
いつもそうですが、””でくくった用語が分からないと、
アドリブできないわけではありません。
心配しないでくださいねー。