さて、前回のメール配信では、「II-V-I-VI進行の「VI」はマイナー?それともセブンス?」というテーマをお届けしました。ドミナント7th(VI7)に変えることで、プレイヤーの引き出しが一気に増えるというお話でした。
理論としては「なるほど!」と納得できても、「いろんなキーで弾くのは無理!」と手が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
ジャズのスパルタな現場では、「理屈さえわかったら、あとは頭を使って自分で全キー移調して練習しなさい!」と言われたりします。確かにそれは事実ですし、王道の修行ではあるのですが……大人の皆さんの限られた貴重な練習時間を考えれば、「まずは譜面を通して効率よく身体に染み込ませる」というアプローチも大いにアリ(というか、むしろ推奨)です。
モヤモヤしていたことを言語化するとスッキリするのと同じで、譜面という形で視覚化することで、頭の中がさらに整理される効果もありますし。
そこで今回は、メジャーキーにおける「2-5-1-6」進行の教科書的なボイシング&スケール一覧を、全12キーで譜面にまとめました!
【全12キー】2-5-1-6(VIm7 vs VI7)ボイシング&スケール譜面
今回の譜面は、「6度」のコードだけが変化しており、前半の「2-5-1」の部分に関しては全く同じです。
2-5-1-6を繰り返しループで練習する中で、VIm7版と VI7版を行ったり来たり引き比べてみるのがお勧めです。耳を通してリアルに実感していただけるのが一番!
まずはこの譜面をガイドとして使い、慣れてきたら徐々に譜面から目を離して「頭と手のリンク」を強めてください!
1. 基本のダイアトニック「IIm7 – V7 – Imaj7 – VIm7」


2. ジャズの実践「IIm7 – V7 – Imaj7 – VI7」


まとめ
この「2516」というコードの塊(チャンク)に手が慣れてくると、実際のスタンダードの譜面を見たときにも、コードが1つずつではなく「意味のある塊」として捉えられるようになってきます。
さらに、「このキーの6度って何の音だっけ?」という度数の即座な理解(キーセンターの感覚)も劇的に深まります。
日々のウォームアップにも最適ですので、まずはご自身にとって「適度な難度のキー」から、少しずつ試してみてください。
次回は、この流れのまま「マイナーキーにおける2516」へと繋げていきたいと思っています。

















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